ミニ四駆におすすめの電池と育成とか充電に関して

ご存知のようにミニ四駆は単三電池を2本使って走らせるのですが、始めたばかりだとアルカリ乾電池を使うと思われます。何度か走らせていると電池の消費が激しく、繰り返し使える充電池を使うようになることも多いようです。
自宅で使っていたエネループそのまま使っている方もいますが、ミニ四駆用に専用の電池を購入しようと考えている人や電池の管理を始めようとする人に参考になりそうな情報をまとめてみます。(24/01)

  1. ミニ四駆で使う電池の種類
  2. 主なニッケル水素電池
  3. 電池を育成するとか起こすとか簡単な管理方法
  4. 走らせる前に準備運動が必要
  5. 追い充電しすぎて電池が垂れる
  6. パンチのある電池に育成する

ミニ四駆で使う電池の種類

ミニ四駆での使用に適した主な電池の種類を紹介します。

アルカリ単3乾電池

マンガン電池ですとパワーが足りないので、アルカリ電池を使ってください。値段も様々ですが、値段が高い方が高性能で速く長く走らせられることが多いようです。アルカリ電池は最初は電圧が高く速く走らせられるのですが、電圧が直ぐに下がりやすい特徴があります。
大会に参加するのであれば電池の銘柄が指定されていることがあるので注意が必要です。

ニッケル水素充電池(単3形Ni-MH)

繰り返し充電が行える単3形の電池で家庭用のエネループが有名ですが、ミニ四駆に使うには容量が多く重量も重いため出来ればミニ四駆に適したサイズの950mAhのものを選んでください。(厳密にはサイズも違います)
長時間走らせても電圧が下がりにくくアルカリ電池に比べて高負荷に強い特徴があります。

ニカド充電池

ニッケル・カドミウム蓄電池(Ni-Cd)は、ニッケル水素が普及する以前に使われた充電池で現在はほとんど使われていません。古い充電器でニカド専用のものもあるので気をつけてください。電池の長さがニッケル水素とは若干異なります。

 

主なニッケル水素電池

ミニ四駆で使われる主なニッケル水素電池です。

パナソニック エネループ ライト

パナソニックのエネループお手軽モデルはミニ四駆に最適な[最小容量1050mAh/繰り返し1500回]で値段もお手頃です。少し前まで中国生産になり性能低下から使われていませんでいたがモデルチャンジで日本製に戻ったようでフラットのレースで使われるようになっています。タミヤの公式大会などに出ないのであればオススメです。

エネループライト単3

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タミヤ・ネオチャンプ

タミヤの純正で2000回繰り返し使えて軽くて高性能で間違いがありません。大会に出る場合は電池がタミヤ製に制限されることもあるので最初に買うのであればオススメです。

ネオチャンプ

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電池を育成するとか起こすとか簡単な管理方法

3週目からたれて遅くなるとかパンチが無いとか熟練レーサーと比べて電池に差があると感じている方も多いようです。充電器に差があるからと高機能な充電器を買ってみても思ったほど早くならないとの声も聞こえます。

多くの場合は、電池の状態が悪く性能を発揮できていないように感じます。新品のニッケル水素充電池をそのまま充電しても残念ながら100%の性能を発揮することは出来ないのです。新しい電池は内部の活性状態が低く寝ている状態と言われていますので、電池を起こして育成することでパンチのある垂れにくい電池へと育てます。

ただしメーカーが推奨している方法ではありませんし、失敗することもあるかもしれませんので全て自己責任でお願いします。

>>充電器の紹介はこちら

電池管理でいちばん大切なことは、

  • 定期的に放電を行うこと
  • 電池が熱くなり過ぎないように(40℃を超えない)

新品のニッケル水素電池は内部の活性が低いので、しばらくは充電と放電を頻繁に繰り返すことで活性が高まり電池が起きてきます。育成できた後も1~2週間に一回は電池を充放電することで活性が高い状態を保つことが出来るようです。

具体的な回数や数値は使用する充電器や電池の状態でも異なるためなんとも言えないのですが、

走らせる前日にリフレッシュやサイクルを掛けるだけでも効果はあると思います。

運用の一例として利用者の多いX4 Advancedで新品のネオチャンプを使い始める場合

  1. 1000mA以下で放電
  2. 900 mAhでブレークイン
  3. 1000mA以下で放電

その後はサイクルを繰り返すのですが、電池が熱くなる場合は充電のアンペアを下げたりファンで風を当てるなどしてください。

ブレークイン無しで低めのアンペアでサイクルかければ問題ないとの意見もあります。

無難な設定としては充電1000mA(1A)/充電充電1000mA(1A)を10サイクルを様子を見ながらこれを何度か繰り返します。これだけでも垂れにくい電池にはなると思います。

育成後は1週間に1度はリフレッシュすると良い状態で使えるようです。私は週に2サイクル充電放電を行っています。

POWEREX MH-C9000で電池管理

POWEREX MH-C9000も使っているのですが、無音で発熱も少なくX4よりも優秀ではないかと個人的には感じます。周囲でも電池をしっかり管理している方でPOWEREXを使っている方が多い印象です。

POWEREX MH-C9000

具体的には、新しいネオチャンプを買ってきたら最低で2回はブレークインを行ってからサイクルを掛けます。ただブレークインは2日程度掛かるのが難点ですが、もし、時間と充電器に余裕があるのであれば5~10回ほどブレークインを繰り返すだけで電圧が下がりにくく安定した電池に仕上がります。充電できない公式大会などには最適かもしれませんね。

充電ができるショップレース中心で、パンチのある電池に仕上げるのなら2Aから4A程度の高目のアンペアで放電してサイクルを繰り返すようにしています。

>>POWEREX MH-C9000

 

走らせる前に準備運動が必要

育成した電池でも前に走らせたたまま放置していると活性が下がり寝ている状態となります。そのまま追加で充電しても元気が無いことがあります。

電池が起きた状態に戻すには放電して充電し直すのが一番です。遊ぶ前の夜にリフレッシュするだけでも違ってくると思います。そんな時間がない場合にはコースで充電する前に何回か走らせてから充電するだけでも良いと思います。電池の温度も重要で冷え切った電池では本来の性能を発揮することができませんので、走らせて充電するだけでも電池内部の化学反応で温度が上がります。

追い充電しすぎて電池が垂れる

少しでも高い電圧で走らせようとエナジャイザーやアンチマターなど高機能充電器で追い充電を繰り返すことがありますが、何度も繰り返していると電池がたれてくることがあります。電池に熱を加え過ぎて傷んでしまっているのかもしれません。

無理な追い充ではなくても継ぎ足し充電を繰り返しているだけでも電池が疲れてきますので、リフレッシュやサイクルを週に1~2回程度行うようにしています。それでも調子が悪いときはブレークインをし直すことで戻ることもあるようです。

走らせる前の晩にリフレッシュを掛けるだけでも違ってくるようです。

 

パンチのある電池に育成する

基本的にはしっかりと充放電繰り返して電池の内部を活性化させることだと思います。
フラットやフェンスカーなどをしている方が周りにいたら聞いてみると良いかもしれません。

詳しい方に聞いても方法は様々なので参考程度に見ていただきたいのですが、

新品のネオチャンプを初めに1Aで放電を行い、パワレでブレークインを2回行います。

その後はセルマおよびリアクターで1.8A充電2A放電で3サイクルを一日おきに繰り返す。

初めは低めのアンペアで徐々に上げていき、 サイクル数は2~4回程度、放電は2Aから4Aで変えています。

同じネオチャンプでも以前よりも育成するのに時間が掛かるように感じます。室温なども影響するのかもしれません。
短時間で効率的に育てる方法が分かれば良いのですが、私の場合はこれらを気分で適当に組み合わせて行っています。

AL106B系(サンダー、アトランティス、アンチマター、リアクターなど)の絞り込み放電が電池お越しに良いと聞きます。
XTARなどのパルス充電も電池が起きると言われているようです。

ほとんどの方は、複数の充電器を持っていないと思いますので、出来る範囲で充電と放電を繰り返し行ってみてください。

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