ISDT C4 EVO実機レビュー!ミニ四駆での使い方を紹介

人気の充電器ISDT C4がモデルチェンジしたISDT C4 EVOは多くのミニ四駆レーサーに愛用されている充電器です。
4スロット独立で充放電が行えるため家での電池管理からサーキットでの利用までこれ1台でカバーすることができます。最近になりAmazonに直営ショップができ利用者が増えているようですので改めて実機レビューとミニ四駆での使い方を紹介します。(24/11)

isdt-c4-evo-03.jpg
※左が旧ISDT C4、右がISDT C4 EVO

ISDT C4 EVOの基本スペック
  • 4スロット独立制御で単3および単4に対応
  • 充電:0.1A ~ 1.5A
  • 放電:0.1A ~ 1.0A(自動で絞り放電)
  • 電源:USB Type-C
旧型からの変更点
  1. ACアダプターの12V電源からUSB Type-CのQCおよびPD(9V or 12V推奨)に変わりスマホのUSB電源やモバイルバッテリーで使えるように。
  2. 不評だったタッチパネルから物理スイッチに変更。
  3. 横幅が少し広くなったことで放熱性が向上
  4. 充電のデルタピーク値が変更可能に
  5. 充電の最大値が1.5Aにダウン

個人的にはUSB-Cになったことと操作スイッチが変更されたことで満足です。
充電の制度も上がっているように感じますしこれだけで電池の管理からレースでの使用までこなすことができます。

別途USB電源およびUSB Type-Cのケーブルが必要
USB5Vでも動作可能とはなっていますが充電の電流が制限されますのでQCまたはPDに対応したUSB電源またはモバイルバッテリーを用意してください。
QCまたはPD18W以上、9Vおよび12Vで動作し、接続はUSB Type-Cとなります。

isdt-c4-evo-02.jpg
※4本同時に1.5A充電で13.5W程度。


[PR]アマゾンでISDT C4 EVOをチェック
https://amzn.to/3GUYhIC
注)販売元 .ISDT / 出荷元Amazonであることを確認してください

初期設定を行う
電源を入れて電池を入れる前に真ん中のボタンを長押すると全体の設定画面が開きます。
周りの迷惑にならないよう終了の音を消すことをオススメします。
充電の拡張機能をオフ。オンにすると充電の先に放電が行われるので通常はオフにします。
  • 音量:オフ
  • 拡張充電(活性化充電):オフ
  • 言語:日本語
  • 一番下の「戻る」で設定完了です

※拡張充電(活性化充電)の初期値が出荷時期によりオンの場合があるようです。

充電
  • バッテリーの種類:NiMH
  • モード選択:充電
  • 電流設定:1.5A(好みにより変更)
  • フル充電状態(終了電圧):-Δ3~6mV程度
  • 起動で開始

デルタピークは小さくすると浅めの大きくするとしっかり充電されます
充電完了は1.55Vで行われていないようですが、ファームウエアのバージョンにより制御が変わる可能性があります。

放電
  • 電流設定:1.0A
  • フル充電状態(終了電圧):0.9V

自動で絞り放電が行われます

ループ(サイクル)
放電と充電を繰り返すモードで5回から30回まで5回単位で指定できます
ブレークインを行った後に繰り返すことで電池の育成を行います。
行い方は人それぞれですが、充電放電共に1Aで10回を1セットとして間を数日開けて数回繰り返したりしています。

分析
放電→充電→放電を行い電池の状態を確認します。

アクティブ
新品の電池やしばらく使っていなかった場合に初期化を行うブレークインモードとなります。放電→充電を3回繰り返します。

SPEED HOUSE マルチセルチャージャー evo

SPEED HOUSE マルチセルチャージャー evo

京商版の違い
京商から発売されているマルチセルチャージャーEVOはハード的には同等と思われますが、ミニッツ用にソフトの機能がいくつか追加されておりミニ四駆でも重宝します。

isdt-c4-evo-01.jpg

NIMH電圧制限で充電の終了電圧が1.55固定から最大1.6Vまで変更可能となり、よりしっかり充電することや低い電圧に設定した充電などが行なえます。

立体の場合には低い電圧に指定して充電できるのがとても便利です。
公式大会を想定した電圧で繰り返し練習走行をするときなども活躍します。

放電時間を指定した放電が可能。電圧調整や電池の性能評価に使えそうですが、放電の最大が1Aなのでミニ四駆の実走行に比べて負荷が低いと思われます(2Aは欲しかった)。
充放電の容量が指定できますので、電池を傷めずにサイクルを繰り返すような使い方ができます。
過充電がいちばん電池を痛めると思っているので、800程度でサイクルを行うのは安心かもしれません。

[PR]京商版C4EVOをアマゾンでチェック
https://amzn.to/3ibrhRM

京商版ISDT C4 EVOでミニ四駆の電池を起こしてみる

京商版のC4 EVOを使用した理由としては充電やサイクルの細かな指定ができるからです。
たまに充電が1600入ったなどツイートを見かけますが、これは1.55vなどのカット電圧に満たないかデルタピークを検出できず充電が止まらないため思われます。京商版のC4 EVOは終止電圧も指定できるので始めはカット電圧を下げて充電が確実に止まるようにします。ISDT版のC4 EVOでも大きな違いと思われます。


マルチセルチャージャーC4 EVOでサイクルを繰り返し行っていきます。日程の都合で間があまり空いていませんが、2~3日程度間をあけた方が良いと思います。

終止電圧1.47v
充電0.5A⊿3→放電1.0A 0.9V x10回

終止電圧1.50v
充電1.0A⊿3→放電1.0A 0.9V x10回

終止電圧1.50v
充電1.0A⊿3→放電1.0A 0.9V x10回

終止電圧1.50v
充電1.0A⊿3→放電1.0A 0.9V x10回

新品の状態と放電曲線を比較してみます。負荷は高めの4A放電ですので少し条件が厳しいかもしれません。
ネオチャンプ4A放電
青い線が新品のネオチャンプです。
赤い線が最初10回のサイクルを掛けた状態で電圧の下がり方が減ってきたのが分かります。
黄緑の線は更にサイクル10回✕3(合計40回)行ったもので更に電圧が下がりにくくなったことが確認できます。

実際に立体コースで走らせても電圧が安定し垂れにくくなってきた印象はあります。

測定する電池の日頃の電池管理や充電の方法や状態や温度など条件により数値は大きく変わります。
もっと性能を引き出せる方法もありますが、何もしないよりは良くなると思いますので、できる範囲で電池を育てたり管理してみたはいかがでしょう。

※電池の測定に関しては、過去のデータとできるだけ条件を合わせるために、セルマスター及びiCharger X6を使用しています。

  1. 放電され状態からセルマスターで2.0Aで基礎充電
  2. 常温になるまで放置
  3. iCharger X6で1.5A充電、インターバル1分、4Aで放電

再現を保証するものではありませんので自己責任でお願いします
 

LIMETA 6 R4 EVO(類似品?)

こちらもアマゾンで販売されているのですが類似品なのか互換品なのか不明ですが、ロゴ以外はスペック、外見、設定画面の内容を含めて同じと思われます。
実際に使われている方も周囲に何人かいましたの実機も確認しましたが違いは分かりませんでした。

ただし、販売者が中国の業者でサポートの内容などに不安が残ります。ISDTよりも多少安く売られていることが多いようですが、
私ならこの価格差ならISDT C4 EVOそのものを選びます。アマゾンのISDTショップのサポートは日本語でしっかり対応していただけるので安心料と思えば納得できます。

本体ソフトのバージョンアップ

ISDT C4 EVOはPCとUSBケーブルで接続し専用ソフトであるISD Goアプリをダウンロードして行います。
こちらに関しては具体的な手順を紹介しているサイトが既に多数あるようですのでそちらをご覧ください。

 
その他のミニ四駆にオススメの充電器はこちらでも紹介しています。
->中上級者向け充電器

スポンサードリンク

このページへのコメント

このページに関するコメントはまだありません。

このページへのコメントをお待ちしています。

ページに関するコメントをお願いします(コメントは内容の確認後に表示されます。管理人が不適切と判断した場合には掲載を行いませんので予めご了承ください。)