ミニ四駆のベアリングなどの洗浄やお手入れ方法
ミニ四駆のボールベアリングはコースで走らせると汚れが油分に付いて回りが悪くなってきます。そのまま放置すると速度低下やベアリングを痛める原因になりかねません。走り終わったらキレイに洗浄してメンテナンスすることをオススメします。(23/06)
※メーカーが推奨する方法ではありませんので全て自己責任でお願いします。
新品のベアリングの脱脂や慣らし
新品のボールベアリングは中にグリスが注入されているのでそのままでは良く回りません。瓶にパーツクリーナーやライターオイルを入れその中にベアリングを浸すことで油分を溶かして抜くことを脱脂と言います。使用するパーツクリーナーは「プラスチック・ゴムにも使える」ものを選ぶと悪影響が少ないと思います。
グリスが入った状態で回転させ慣らしを行った後に脱脂をする人も多いようです。
→ワコーズ BC-9
→パーツクリーナープラスチック使用可
→タミヤのボトル(瓶)
ベアリングのオイル
よく洗浄して油分を完全に取り除いたベアリングをドライのまま使う人もいるようですが、痛みやすいですしサビも出ますのでオイルを差して使うことをオススメします。
負荷が掛かった状態ではオイルがある方が良いとの話も聞きます。また、最近のベアリングは中の玉(リテーナー)が金属ではないのでドライだと余計に痛みやすいそうです。
使用するオイルはローラーなどの小さなベアリング(520)には低粘度、軸受などのベアリング(620)は中粘度を使っていますが、このあたりは好みも合わせて選んでください。
「ゆとりオイル」が人気ですが、オイルを差しすぎてコースを汚す人が増えたとの声も聞きますのでごく少量で溢れた分は拭き取るなどしてくださいね。
身近なものですとKURE CRC 5-56のDXが持ちも良くオススメです。
ベアリングの洗浄やメンテナンス
走らせた後はベアリング内部に汚れが入り込み周りが悪くなりますので、脱脂のときと同じ要領で瓶にクリーナーなどを入れてシャカシャカしてよく回ることを確認し乾いたらオイルを少量さします。
メガネなどを洗う超音波洗浄機を使うと短時間でキレイに汚れが落ちるのでオススメです。超音波洗浄機に水を張り洗浄液を入れたボトルごと入れて洗浄するとビックリするくらい汚れが取れます。安価なものも沢山ありますので試してみたはいかがですか。
保存はZippoオイルに漬けておくのもオススメ
→超音波洗浄機
→ワコーズ BC-9
→パーツクリーナープラスチック使用可
→Zippoオイル大缶355ml
→タミヤのボトル(瓶)
タイヤの汚れを拭く
タイヤの汚れは走りにも大きく影響しますので、コースで走らせている最中にも汚れを拭いたりしますが、レースの最中など拭くタイミングを間違うと速度やジャンプの飛距離が変わるので要注意です。
パーツクリーナーなど引火性のスプレーを室内で使うのは危険で回りに迷惑となりますので、鉄道模型用のユニクリーナーやスキーのワックスを落とすGALLIUM(ガリウム) クリーナーなどを使います。最近ですとポポンデッタのオリジナルでクイックレールクリーナー(ペン型)が人気です。どれも数百円のものですが、プレ値になっていることがあるので購入時には注意してください。
シャーシの汚れを落とす
グリスやギアのオイルでシャーシ全体に汚れが付いて汚れますので、歯ブラシにパーツクリーナー(プラスチック・ゴムにも使える)を付けて擦ると隙間までキレイにできます。エアダスターでクリーナーを掛けて吹き飛ばすと汚れも落ちて直ぐに乾きます。
→エアダスター
→ワコーズ BC-9
→パーツクリーナープラスチック使用可
ターミナルを洗浄、磨く
汚れていると接触不良で速度が出ないなどトラブルの原因となります。洗浄したり磨いた後に接点復活剤を薄く塗ったりします。
ゴールドターミナルと銅ターミナルの性能の違いが昔から比べられますが、どちらも新しくキレイな状態が速いと感じます。メンテも大事ですが早めに交換した方が確実です。
スポンサードリンク